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地元の食文化を、地元の人にこそ知ってほしい!地域密着型百貨店の新たな挑戦。

株式会社東武宇都宮百貨店は、宇都宮市・大田原市・栃木市に店舗を構える地域密着型の百貨店です。

栃木県宇都宮市出身の福田直さんは、東武宇都宮百貨店 大田原店の食品部に所属し、栃木の食文化の魅力を広めるべく、日々奮闘しています。今回はそんな福田さんの挑戦について、インタビューを行いました。

株式会社東武宇都宮百貨店 食品部 福田直

2002年4月に東武宇都宮百貨店に入社し、宇都宮店の食品部からキャリアをスタート。2022年からは大田原店の食品担当として、栃木の食文化をお客様に伝えるべく、様々な取り組みを行っている。

 

 

──数ある部の中でも、食品部を志望した理由を教えてください。

「私は栃木県内の高校を卒業後、大学生時代は北海道で4年間を過ごしました。北海道には栃木県とは異なる食文化が根付いており、それに触れたことで食品に対する興味が湧いたんです。」

「そうしたきっかけもあり、美味しい食品を提供することを通して人々の生活を豊かにするお手伝いがしたいと思うようになりました。そんな思いを実現するべく北海道と栃木で就職活動を行ったところ、地元栃木県の東武宇都宮百貨店より内定をいただくことができ、同社の食品部からキャリアをスタートしました。」

 

──東武宇都宮百貨店 大田原店のコンセプトについて教えてください。

「東武宇都宮百貨店 大田原店のコンセプトは『もっと楽しく、もっと新しく』です。お買い物は、お客様にとって楽しい体験でなければなりません。WEBで気軽に商品が購入できるようになった現代において、実店舗に来店したい!と思ってもらうには、私たちのお店で購入することの付加価値を提供することが重要です。」

「だからこそ私たちは地域のお取引先様を大切にしながら、彼らと共に様々な取り組みを行っています。具体的には新しいトレンドやアイデアを取り入れた催しを行い、お客様に栃木の多様な食文化をお届けしています。こうした取り組みには、これからも力を入れていきたいと考えています」と福田さんは語ります。

 

──栃木の食文化について、その魅力を教えてください。

「栃木には、美味しい料理や食材が無数に存在します。例えば日本酒にしても、様々な銘柄がありますよね。ちなみに東武宇都宮百貨店でも定期的に試飲会などを通じて、栃木の日本酒をお客様にご案内しています。」

「売り上げ規模の大小に関わらず、美味しい食品やこだわりを持つ食品は、積極的に紹介していきたいと考えています。同時に味だけでなく、生産者様や製造業者様の努力やこだわりをお客様に伝えることで、地域の食文化を盛り上げるお手伝いができればと思っています。」

 

──地元のお菓子市場について、トレンドや変化を教えてください。

「栃木だけに言えることではありませんが、SNSの存在感が日々大きくなっていると感じます。私たちも新しくオープンするお店や注目のお菓子をInstagramなどで目にすることがありますし、そういったことがきっかけで実際に店舗まで足を運んで見たり、自分の目で確かめたりすることも増えていますね。」

 

──バウムハウスJURINを、東武宇都宮百貨店 大田原店で販売するに至ったきっかけを教えてください。

「地元を盛り上げようとする姿勢に共感したからです。長期的な視点でスイーツの流行り廃りを考えると、結局は地元に根ざし、正直に商売を行うことが重要であると感じます。バウムハウスJURINはまさにそんなお菓子であり、真面目で愚直な姿勢にも共感しました。これからも様々な催し事を、一緒に実施していけたらと思っています。」

 

──東武宇都宮百貨店 大田原店で今後チャレンジしたいことを教えてください。

「私たちは新しい栃木の魅力を発信できるような『大田原物産展』を、定期的に開催することを目指しています。昨今は宇都宮に限らず、大田原やその周辺にも様々なこだわりを持った食品が生まれています。この物産展にお越しいただければ、きっと新たな食文化に出会うことができると思いますよ。今は地域の事業者や生産者とのパートナーシップを築きながら準備をしている段階です。ぜひご期待ください。」

 

──おわりに。

「栃木県の方に、もっと栃木の食文化の魅力を知ってほしい。」今回の福田さんへのインタビュー中で、一番私の心に残った言葉であります。「灯台下暗し」という言葉があるように、栃木県で暮らしながらも、その食文化に積極的に触れた経験を思い出せないといった方は多いのではないでしょうか。

栃木県には、古くからあるモノやしきたりを大切にしながらも、あたらしいモノや文化を受け入れていく寛容さと土壌があるように思います。栃木県の食文化にまだ触れたことがない方はもちろん、既に触れている方でも、今、デパートに足を運べば何か新たな発見があるかもしれません。福田さんは、そんな発見をお客様に提供するために、今日も奮闘しています。

 

東武宇都宮百貨店 大田原店について
https://www.tobu-ohtawara.jp

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URL:https://onlineshop.baumhouse-jurin.com

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